奥が深いんです その8
当初は一位の人が濃色を、二、三位の人が薄色を着ていたのだが、二位と三位が同じ色では二位のプライドが傷けられるということもあったようで、光仁天皇の時代(七七三)から、二位は「中紫」を着るようになったとのことだが、この中紫がどうやら現在の紫色に該当するらしい。
浅、中、濃という修飾語は、紫色の濃淡、つまり明度の変化を表わすが、そのまま彩度を落して中間色にすると、「滅紫」といわれるようになり、その濃淡によって、「浅滅紫」「中滅紫」「深滅紫」と呼び分けられる。
そして紫のぺールトーンは、「若紫」「半色」などといわれます。
このような呼び分け方を見ると、紫色に関しては、すでに藤原時代に完全な系統色名法ができあがっていたように思われるほどです。